腹黒幼馴染、天使を捕獲する。
「じゃ、また寄るよ。
聖堂館の弟さん、またね」
「え?
あれ、今井さん、トイレは?」
「あー、別にいいよ。
また来月のサークルでね」
そう言って非常階段を降りていった。
「あれ? 良かったのかな?
トイレ、我慢できないって言ってたのに……」
「……光、早く中に入れ」
「あ、うん。
賢人、どうしたの?
今日は帰りが遅くなるって言っておいたよね?
なんか食べた? 冷蔵庫に色々入っていたでしょう?」
「あの男、なんだよ」
「え? だからサークルの先輩の今井さん」
「なんで家に入れようとした?」
「だから、トイレを貸して欲しいって言われたから…」
「それが口実だってなぜわからない⁉︎」
「口実?」
「ここに上がり込むための口実に決まってるだろ?
じゃあなぜ上がらずに帰ったんだよ。
俺が居て、上がり込むのが難しいと思ったからだろ」
聖堂館の弟さん、またね」
「え?
あれ、今井さん、トイレは?」
「あー、別にいいよ。
また来月のサークルでね」
そう言って非常階段を降りていった。
「あれ? 良かったのかな?
トイレ、我慢できないって言ってたのに……」
「……光、早く中に入れ」
「あ、うん。
賢人、どうしたの?
今日は帰りが遅くなるって言っておいたよね?
なんか食べた? 冷蔵庫に色々入っていたでしょう?」
「あの男、なんだよ」
「え? だからサークルの先輩の今井さん」
「なんで家に入れようとした?」
「だから、トイレを貸して欲しいって言われたから…」
「それが口実だってなぜわからない⁉︎」
「口実?」
「ここに上がり込むための口実に決まってるだろ?
じゃあなぜ上がらずに帰ったんだよ。
俺が居て、上がり込むのが難しいと思ったからだろ」