腹黒幼馴染、天使を捕獲する。
天使と初めての夜 side賢人
俺たちの生活が始まって5ヶ月。
事件が起きた。
その日は、サークルのイベントがあるからと、事前に会えない旨は伝えられていた。
俺は夏休み中の登校日だった。
学校の後、予備校に行ったのだが、その後制服姿ではなんとなく出歩きたくなくて、どこにも寄らず、自宅に帰ろうとしていた。
ただなんとなく、その日は胸騒ぎがした。
電車に乗る直前、思い直して光の部屋に向かった。
遅くなるとは聞いていた。
勝手知ったるで、冷蔵庫の惣菜を食べ、勉強を始めたが、23時前になっても光はまだ帰ってこない。
心配になって駅まで迎えに行こうと、ドアを開けたところで光とばったり会った。
「光!
遅いから駅まで迎えに行こうかと思って……。
……この人誰?」
「あ、サークルの先輩なの。
家が近くで一緒に帰ってきたの。
トイレをお貸ししようと思って」
「はぁ?」
何だそれ。
事件が起きた。
その日は、サークルのイベントがあるからと、事前に会えない旨は伝えられていた。
俺は夏休み中の登校日だった。
学校の後、予備校に行ったのだが、その後制服姿ではなんとなく出歩きたくなくて、どこにも寄らず、自宅に帰ろうとしていた。
ただなんとなく、その日は胸騒ぎがした。
電車に乗る直前、思い直して光の部屋に向かった。
遅くなるとは聞いていた。
勝手知ったるで、冷蔵庫の惣菜を食べ、勉強を始めたが、23時前になっても光はまだ帰ってこない。
心配になって駅まで迎えに行こうと、ドアを開けたところで光とばったり会った。
「光!
遅いから駅まで迎えに行こうかと思って……。
……この人誰?」
「あ、サークルの先輩なの。
家が近くで一緒に帰ってきたの。
トイレをお貸ししようと思って」
「はぁ?」
何だそれ。