復讐の哀姫
「私、あなたと友達になりたい」


えっわたしと?


思わず目が点になる。


素直に嬉しかった。


1人も声を掛けてくれないなか、掛けてくれたのだから。


『でもなんで?…あんな噂出回ってるのに』


噂を聞けば誰でも黒龍の方を信じるのに。


「私、噂とか信じないから。私と友達になってよ」


目の前の彼女は_佐々木 凛と言った。
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