復讐の哀姫
『見てよコレ、お姉ちゃんの手紙』


パラっと落ちた手紙を拾い上げる瞬。


お姉ちゃんがどんなに苦しんでいたことか。



『…私は、お姉ちゃんの真実を明らかにしたかっただけ。私とお姉ちゃん、2回も追い出せた気分はどう?』


そう現姫にきくと、膝から崩れ落ちる。


もう名前で呼んだりなんかしない。


『あんたのせいで、あんたのせいでお姉ちゃんは死んだのよッ!』
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