復讐の哀姫
_手術室の前に椅子かけて待つ俺たち。



あのあと花音は姿を消した。


誰も止めはしなかった。


「…ちーちゃん、ごめん…」


重々しい空気がその場を漂う。


千夏の姉が沙耶だということを知り、驚いたとともに罪悪感に襲われた。


俺たちはなにもかも間違っていた。


後悔ばかりだ。
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