私の執事には謎が多すぎる ー 其の一 妖の獲物になりました
「ない。だから、一緒に来いとは言わない。お前は残れ。命の保証は出来ないからな」
それで話を終わらせようとするも、隼人は引かない。
「いやいや、即決しないでよ。尊だって死ぬかもしれないってことでしょう?行かせられないよ」
「撫子を助けるためなら、俺の命なんてどうでもいい」
隼人の目を見てはっきりと告げると、彼は数秒黙り込んでまた口を開いた。
「ああ〜、もうわかりましたよ。俺も行きます。君たち救いようのないバカだけど、一緒についてく俺もバカだわ」
隼人のこういうところは嫌いじゃない。
「本当にいいんだな?」
確認すると彼は俺の肩をポンと叩いた。
「ああ。もう尊に俺の命預ける」
「じゃあ、みんなの覚悟が決まったところで行くよ。ふたりともおいらに乗って!」
琥珀が俺と隼人にニコニコ顔で声をかける。
「了解」
俺と隼人は声を揃えて返事をすると、琥珀の背に乗った。
「いかせしかやあへ」
琥珀が呪文を唱えると、周囲の空間が変化し、暗黒のトンネルのようなものが目の前に現れた。
それで話を終わらせようとするも、隼人は引かない。
「いやいや、即決しないでよ。尊だって死ぬかもしれないってことでしょう?行かせられないよ」
「撫子を助けるためなら、俺の命なんてどうでもいい」
隼人の目を見てはっきりと告げると、彼は数秒黙り込んでまた口を開いた。
「ああ〜、もうわかりましたよ。俺も行きます。君たち救いようのないバカだけど、一緒についてく俺もバカだわ」
隼人のこういうところは嫌いじゃない。
「本当にいいんだな?」
確認すると彼は俺の肩をポンと叩いた。
「ああ。もう尊に俺の命預ける」
「じゃあ、みんなの覚悟が決まったところで行くよ。ふたりともおいらに乗って!」
琥珀が俺と隼人にニコニコ顔で声をかける。
「了解」
俺と隼人は声を揃えて返事をすると、琥珀の背に乗った。
「いかせしかやあへ」
琥珀が呪文を唱えると、周囲の空間が変化し、暗黒のトンネルのようなものが目の前に現れた。