HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
この結婚には異議あり
~充斗side~
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周防さんは無事に退院し、正式に匠海と婚約した。
「充斗も可哀想ね…まさか…久世君に周防さんを奪われるなんてね…」
眞白はおもしろおかしくコトを荒立てた。
「…眞白お前は何しに来たんだ?外回りだからって…俺の会社に来るなっ!!」
「大変です!!社長」
秘書室に居た柏原が血相を変え、飛び込んで来る。
「どうした?」
「先ほど『ジュテーム』の鹿沼社長からお電話がありまして、我が社とのM&Aについての契約内容の変更ついて・・・社長とお話がしたいとコトで」
「!?契約の変更だと?
大方、話はまとまっていただろうが…『ジュテーム東京』の施設の増設の件も全面的にフロンティアがバックアップすると…鹿沼社長や役員たちだって…喜んでいただろ!?」
「それが…その…先日、倒れた『ジュテーム』の顧問弁護士の設楽さんの後釜に就いたご子息が言い出したようで」
「設楽さん倒れたのか?」
「はい」
「…初耳だぞ」
「私も初耳です」
「分かった。折り返し、鹿沼社長と話をする」
「お願いします…」
「あぁ」
柏原は一礼して、秘書室に戻って行った。
「充斗も大変ね…」
「と言うワケだ…帰ってくれ。眞白」
「そうね…私も仕事しないと」
眞白は緩んだ顔を引き締めて、腰を上げた。
周防さんは無事に退院し、正式に匠海と婚約した。
「充斗も可哀想ね…まさか…久世君に周防さんを奪われるなんてね…」
眞白はおもしろおかしくコトを荒立てた。
「…眞白お前は何しに来たんだ?外回りだからって…俺の会社に来るなっ!!」
「大変です!!社長」
秘書室に居た柏原が血相を変え、飛び込んで来る。
「どうした?」
「先ほど『ジュテーム』の鹿沼社長からお電話がありまして、我が社とのM&Aについての契約内容の変更ついて・・・社長とお話がしたいとコトで」
「!?契約の変更だと?
大方、話はまとまっていただろうが…『ジュテーム東京』の施設の増設の件も全面的にフロンティアがバックアップすると…鹿沼社長や役員たちだって…喜んでいただろ!?」
「それが…その…先日、倒れた『ジュテーム』の顧問弁護士の設楽さんの後釜に就いたご子息が言い出したようで」
「設楽さん倒れたのか?」
「はい」
「…初耳だぞ」
「私も初耳です」
「分かった。折り返し、鹿沼社長と話をする」
「お願いします…」
「あぁ」
柏原は一礼して、秘書室に戻って行った。
「充斗も大変ね…」
「と言うワケだ…帰ってくれ。眞白」
「そうね…私も仕事しないと」
眞白は緩んだ顔を引き締めて、腰を上げた。