HONEYBEE(2)～ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル～

「水瀬さん！！？」

瑞希さんが一番最初に私の異変に気付く。

「隼也さん!!?大変よ!!水瀬さんが…」
「！？」

二人が高砂席から下りて、私の元に駆け付けた。

「おいっ!!?医者は！！？」

「隼也さん何言ってんですか！！？一人でコントしないでください！！」
「忘れてた…俺も医者だった…何処が痛むんだ??水瀬さん」

「・・・あ・・・」

痛すぎて声が出ない。

「葵！！？」

充斗も駆けつけた。

「どうしたんだ?葵。お腹が痛いのか？？」

「もしかして…赤ちゃん出来てるのか？おいっ!!?槇村は？」

「奏弥さんは今、トイレに行ってます」

「全く…呼んでくれ！！遥さん」

「はい」

産科医の槇村先生の奥さん・遥さんが急いで出て行く。

「救急車の手配を」
高木院長が瑞希さんに指示した。
「手配はした」
心臓外科医の相馬柚希(ｿｳﾏﾕｽﾞｷ)先生が高木院長に伝える。
皆が私の為に動いてくれた。