HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
私のカウセリングを受けた河原さんは表情を晴れやかにして帰って行った。
「チーフも大変ですね…」
私の下で一人前のプランナーを目指す川尻さんがテーブルのコーヒーカップを片付けながら呟く。
彼女の一人の為に大事な仕事時間を二時間近く削ってしまった。
今日は残業決定だ。
「大変かもしれないけど…ウエディングプランナーの仕事は遣り甲斐あるわよ。川尻さん」
充斗と共に人生の船には乗り損ねた私だけど。
私には莉緒が居る。
莉緒さえ、居れば充斗なんて要らない。
「チーフ…その残ったコーヒー、どうします?」
「あ、飲むわ」
私はカップに残ったブラックコーヒーを飲み干して川尻さんの持っていたトレーに載せた。
「ありがとう…川尻さん」
私は中断した仕事に戻る為、商談スペースからバックオフィスに戻った。
「チーフも大変ですね…」
私の下で一人前のプランナーを目指す川尻さんがテーブルのコーヒーカップを片付けながら呟く。
彼女の一人の為に大事な仕事時間を二時間近く削ってしまった。
今日は残業決定だ。
「大変かもしれないけど…ウエディングプランナーの仕事は遣り甲斐あるわよ。川尻さん」
充斗と共に人生の船には乗り損ねた私だけど。
私には莉緒が居る。
莉緒さえ、居れば充斗なんて要らない。
「チーフ…その残ったコーヒー、どうします?」
「あ、飲むわ」
私はカップに残ったブラックコーヒーを飲み干して川尻さんの持っていたトレーに載せた。
「ありがとう…川尻さん」
私は中断した仕事に戻る為、商談スペースからバックオフィスに戻った。