HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
俺は柏原が葵から預かった紙袋の中身を取り出した。
俺が貸したハンカチと葵の手作りのジンジャークッキーが可愛いラッピングの袋に入っていた。
そして、小さな手紙付きだった。
『ハンカチありがとう。充斗がダイスキだったジンジャークッキーを久しぶりに焼きました。ハンカチのお礼です。食べて』
葵の直筆のメッセージ入り。
ウサギの形のメモ紙に書かれていた。
「ウサギの形してるじゃねぇか…」
クッキーの型もウサギの形をしていた。
俺は苦笑しながら、葵の手作りクッキーを一つ齧った。
甘いモノ嫌いの俺の為にバレンタインデーのチョコレート代わりにくれたジンジャークッキー。
甘くないクッキーってあるんだなと言って美味そうに食べたのを思い出した。
葵と過ごした時間だけ…
キレイに俺の記憶から抜け落ち、俺は葵と永遠の愛を誓えなかった。
俺が貸したハンカチと葵の手作りのジンジャークッキーが可愛いラッピングの袋に入っていた。
そして、小さな手紙付きだった。
『ハンカチありがとう。充斗がダイスキだったジンジャークッキーを久しぶりに焼きました。ハンカチのお礼です。食べて』
葵の直筆のメッセージ入り。
ウサギの形のメモ紙に書かれていた。
「ウサギの形してるじゃねぇか…」
クッキーの型もウサギの形をしていた。
俺は苦笑しながら、葵の手作りクッキーを一つ齧った。
甘いモノ嫌いの俺の為にバレンタインデーのチョコレート代わりにくれたジンジャークッキー。
甘くないクッキーってあるんだなと言って美味そうに食べたのを思い出した。
葵と過ごした時間だけ…
キレイに俺の記憶から抜け落ち、俺は葵と永遠の愛を誓えなかった。