HONEYBEE(2)～ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル～

シークレットベビー

~充斗side～

俺は葵に見て欲しくて、仕事で忙しい彼女を支配人室に呼び出した。

俺の傘下入る、『ジュテームグループ』

都内に点在する『ジュテームグループ』の中でもベイエリアにある『ジュテーム東京』は人気の高い場所。
需要を見越して、チャペルの増設を検討し、先日設計図が仕上がった。
社長の俺が別に自ら足を運ばなくても良かったが、それは名目で葵に唯会いたかった。

俺の目の前に座る葵。

メイクで誤魔化してるかもしれないが、俺の目は誤魔化せなかった。

顔色の優れない葵の体調が気になる。

葵はソファから腰を上げた途端、眩暈を起こし、その場にまた座り込んでしまった。

支配人に休憩室で休むように言われなからも、責任感の強い彼女は素直にうんとは言わない。

素直に人の厚意を受け入れればいいのに。
強情な女だ…

俺も支配人と一緒になり、葵を説得してようやく受け入れる。