HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
俺と楠支配人は遠い親戚関係。

「水瀬チーフはシングルマザーなんですよ…」

「!?いや…俺は空港で…」

柏原が急に俺の肩を掴んだ。

「社長、少しお話が…支配人…先に現場へと行って下さい…」

「構わないが…」

支配人は柏原の行動に首を傾げながら先に現場に行ってしまった。

「お、おいっ!?一体何の話だ??柏原」

柏原は俺を人気ない場所へと連れ出す。

「柏原…用件を早く言えっ!!俺だって忙しいんだ…」

「申し訳御座いません!!!」

柏原は突然、腰を折って深々と俺に頭を下げ、謝罪し始めた。

「・・・お前…俺に何か悪いコトしたか?俺には全く憶えがないんだけど」
俺は柏原の謝罪にキョトンとしてしまった。
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