汚れたお金
「な、何なんだよ!これ‼︎」
たった数分で汚れたお金を一枚一枚探っていると紙幣の間から一枚のカードが挟まっていた。
財布の奥にあったのを紙幣と一緒に出したらしいそれは、金色の印の付いた運転免許証だった。そこに写っているのは俺ではなく、冴えない男だった。
「…ちっ、こんなのが入っていたのかよ」
俺は小さく舌打ちをする。足が付くモノは捨てたはずだったのだが、今回は紙幣に紛れて捨ててなかったようだ。
すぐに捨てようと運転免許証だけを抜き取ろうとすると、背後から張り詰めた声が掛かってきた。
たった数分で汚れたお金を一枚一枚探っていると紙幣の間から一枚のカードが挟まっていた。
財布の奥にあったのを紙幣と一緒に出したらしいそれは、金色の印の付いた運転免許証だった。そこに写っているのは俺ではなく、冴えない男だった。
「…ちっ、こんなのが入っていたのかよ」
俺は小さく舌打ちをする。足が付くモノは捨てたはずだったのだが、今回は紙幣に紛れて捨ててなかったようだ。
すぐに捨てようと運転免許証だけを抜き取ろうとすると、背後から張り詰めた声が掛かってきた。