のたお作品ショートストーリー
第3話、演劇部からのお誘い(「魔女の瞳」より)
放課後、学校の廊下を歩いていると。
「四門さん!四門メグさん!」
見慣れない男子生徒に呼び止められた。
何でも、彼は御影第一高校演劇部の部長らしい。
近々演劇部の発表会があるらしく、その出し物に私を起用したいというのだ。
私、そういう人目に付くの嫌なのよねぇ…。
渋る私だったが。
「四門さんの美貌と何でもソツなくこなす才能を見込んで、是非!」
あら。
あらあらまぁまぁ。
そう?
何よ何よ、わかってるじゃないこの子ったら。
そこまで言うんなら、特別に力を貸してあげてもいいかしら。
で、出し物は何をやるの?
え?白雪姫?
高校生にもなってそんなのやるの?
小学校の学芸会じゃあるまいし。
まぁいいわ。
それで、私の役どころは何かしら?
それを尋ねると、彼は私に台本を渡した。
早速パラパラと目を通す。
まぁ何でも見事に演じ切って見せるけど?
とはいえ、主役なんて任された日には、私ガラにもなくはしゃいじゃっ…。
『魔女役→四門メグ』
ばれてる!?
私もしかして既にばれちゃってるのかしらん!?
「四門さん!四門メグさん!」
見慣れない男子生徒に呼び止められた。
何でも、彼は御影第一高校演劇部の部長らしい。
近々演劇部の発表会があるらしく、その出し物に私を起用したいというのだ。
私、そういう人目に付くの嫌なのよねぇ…。
渋る私だったが。
「四門さんの美貌と何でもソツなくこなす才能を見込んで、是非!」
あら。
あらあらまぁまぁ。
そう?
何よ何よ、わかってるじゃないこの子ったら。
そこまで言うんなら、特別に力を貸してあげてもいいかしら。
で、出し物は何をやるの?
え?白雪姫?
高校生にもなってそんなのやるの?
小学校の学芸会じゃあるまいし。
まぁいいわ。
それで、私の役どころは何かしら?
それを尋ねると、彼は私に台本を渡した。
早速パラパラと目を通す。
まぁ何でも見事に演じ切って見せるけど?
とはいえ、主役なんて任された日には、私ガラにもなくはしゃいじゃっ…。
『魔女役→四門メグ』
ばれてる!?
私もしかして既にばれちゃってるのかしらん!?