偽りの花婿は花嫁に真の愛を誓う
「これは御津川様。
いらっしゃいませ」
中に入った途端、にこやかに笑みを浮かべた青年が迎えてくれた。
「彼女の服を頼みたいんだ。
もちろん、オーダーするが、当面着るものも見繕ってほしい」
店の奥の個室へ案内され、あっという間に目の前にいくつもラックにかかった服が運び込まれる。
「ほら、李亜。
着てみろ。
昨日のドレスはよく似合っていたし、これとかどうだ?」
「は、はぁ……」
差し出された服を手に、更衣室へ入る。
色は濃紺とダークカラーで私の好みだが。
「……背中、開きすぎ」
ロング丈のワンピースは上品でいい。
がしかし、背中が。
背中が大胆に開いている。
「あ、あの。
これはちょっと……」
いらっしゃいませ」
中に入った途端、にこやかに笑みを浮かべた青年が迎えてくれた。
「彼女の服を頼みたいんだ。
もちろん、オーダーするが、当面着るものも見繕ってほしい」
店の奥の個室へ案内され、あっという間に目の前にいくつもラックにかかった服が運び込まれる。
「ほら、李亜。
着てみろ。
昨日のドレスはよく似合っていたし、これとかどうだ?」
「は、はぁ……」
差し出された服を手に、更衣室へ入る。
色は濃紺とダークカラーで私の好みだが。
「……背中、開きすぎ」
ロング丈のワンピースは上品でいい。
がしかし、背中が。
背中が大胆に開いている。
「あ、あの。
これはちょっと……」