オフィスラブはじまってました
「荷物置いたら……

 もう遅い時間だが、その。

 ちょっと……お前の部屋に行ってもいいか?」

 そう少し照れたように訊いてくる。

 もう結婚式も目前なのに、こんな顔して訊いてくる柚月さんが、なんか好きだな~と思いながらも、ひなと自身も照れ、

「……はい」
と小さく頷いた。




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