君にずっと恋してる〜叶わない恋だとしても〜
その日から


寝る度に、尋斗君が私に会いに来てくれた。


私は、嬉しかった。


夢でありながら、夢ではない。


不思議な感覚だった。


彼が床に座り、股を少し開けて
膝を立てて座った。

私は、その足の間に座って

彼の胸や、膝にもたれかかりながら、


ただ、私が一方的に話したり



一日の出来事や、尋斗くんの身体を私が拭いた事。

沢山話をした。


目が覚めるまで。ベッドのそばで私の頭を撫でてくれたり、


手を握ったり。



いつも、笑顔で黙って私を
見つめてくれた。


朝日が登る前には


尋斗くんは、居なくなる。


頭の中は、尋斗くんでいっぱいだった。


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