君にずっと恋してる〜叶わない恋だとしても〜
「リンちゃん、最近、少し疲れてない?」

私の顔を覗きこんだ
剛くんは、あれからは、何もなかったように、普通に接してくれる。


相変わらず。優しい。


最近、少し疲れやすい気はするけれど


5月になり、今年は、蒸し暑い日が多くて。


きっと、そのせいだろう。


「リンちゃん…。
あのさ、寝てる時に
いつも、尋斗の名前をよんでるんだけど…
尋斗の…夢をいつも見てるの?」


「…えっ?」


「あっ!別に意味はないんだけどさ…。
ちょっと気になって」


「……。」


私は、しばらく、話していいか悩んでから


「…うん。尋斗くんが夢に毎日
出てきてくれるよ。
私が会いたいって願ったから?」


「…毎日?…そうなんだ…」


しばらく剛くんは、尋斗くんを見つめていた。


「何!?何か気になるの?」



「…いや。別に…」

そお言いながら、
顔だけ少しこちらに向けたけど、
、また、すぐ、尋斗くんを見た。

何か言いたげな剛くんが気になっていたけど、
帰る時間になって、
私は家に帰る事にした。


…また、家でね。

心の中で尋斗くんに伝えた。


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