君にずっと恋してる〜叶わない恋だとしても〜
後悔
彼の腕は、思うより柔らかいんだ。
こんな至近距離で・・・。
そう。・・・
そう・・・。彼の腕を・・・。
我に返った。
・・・かっ・・・かれの・・・彼の腕を・・・!?
わっ!・・・私は。掴んでた!?
・・・・・・・・・。
・・・きゃっ!きゃぁぁぁぁぁ!!
私ってばっ。
顔が急に熱くなった。
・・・私のバカ!
不安になってる場合じゃ無かった。
二度とない出来事かもしれないのに。
・・・彼も、私みたいに思ってるのかな?
彼とは、それ以上何も無く
普通に彼は降りていった。
彼は私をどう思ってるんだろう?
好きって言えば良かったの?
嬉しさと、不安とか入り交じり
涙が一雫頬を伝いツーッと落ちた。
えっ?
何で涙がでるのかも、私にはわかんない。
こんな嬉しい事があって、好きってきもちは、嬉しい気持ちでワクワクするんじゃないの?
私が思っていたのとは少し違う…。
胸が痛くてギューってなって
苦しい。。苦しいよ。。
胸に手を置いて制服を強く握りしめた。
彼の事が…好き。
溢れてくる気持ちを一生懸命、胸の奥にしまった。