ドS執事の甘いおしおき。
「だめ!お父様にはお仕置きで気持ちよくなっちゃったこと言わないで!」
「何を勘違いしていらっしゃるのです?私がご報告するのは昼間の件ですよ」
ま、間違えた!!
恥ずかしすぎる!穴があったら入りたい、いや穴がなくても自分で掘って入りたい!!
「ふふ、別にそちらでもいいのですよ」
「あなた確実にクビになるわよ」
「そうでしょうね。そうなって悲しいのはお嬢様でしょう」
「……うっ、そうだけど」
「…っ、本当にあなたって人は素直で危なっかしい人ですね」
柊斗は頬を赤く染めて、また唇を重ねてきた。
今度は一瞬で、ただ触れて離れるだけの。
「おやすみなさいませ、お嬢様」
「お、おやすみなさい…」