カフェから始まる恋をしませんか?
朝陽(あさひ)高校の2年2組の教室
放課後
俺、藤井祐紀(ふじいゆうき)の席の隣は織田鈴花(おだすずか)という女子だ
織田は美人で細身な身体で男子からもモテる噂をよく聞く
俺は教科書類をゆっくり鞄に詰める
何故か……それには理由があって
「鈴(すず)、帰ろう〜」
織田の所に鞄を持って寄ってきた女子が1人
「うん、あず、帰ろうね、あっねえ、帰りにカフェ寄る?」
「いいね、寄ろう」
織田は荷物を詰めると席を立った
「女子ってカフェによく行くよな〜何で?」
俺の友達の阿部京弥(あべきょうや)が寄ってきた
「何で?って……甘いものが食べたいから?」
ねっ、あず
と言ってるように織田は平野と目を合わせると平野も頷いた
「甘いものね〜俺はコンビニのスイーツで十分だな、なっ、祐紀?」
「まぁ……」
「最近は男子同士でもカップルでも来てる子は多いよ」
「そうそうシェアもしてるよね」
「カップルか〜(笑)」
「あず、今日はどこのカフェに行く?」
「近くでいいよ」
じゃあねと2人は手を振り教室を出た
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