カフェから始まる恋をしませんか?


「おはよう!私の方が早いと思ってたんだけどな(笑)いつから待ってんの?」

「いや、今来た所だよ」

「嘘だ〜、だって電車の着く時間を見てから来たもん、1本?もしかして2本?早い電車で来たでしょ(笑)」


平野にはお見通しだった

「うん、ごめん」

「今日は帽子は?」

「平野が一緒に行ってくれるから隠さなくていいかな?」

少し間があった

「あっ、暑くて被ってたんじゃなかったんだね、人か〜成程、うんうん」

「じゃあ、行く?」

「うん!電車?」

「そう」

「藤井くんはわざわざこの駅にしてくれたんだね、別に藤井くんの家の最寄り駅まで行ってもよかったのに」

「家がわからないから学校の近くの方がいいかなって……定期あるからそれは大丈夫、ありがと」

「こちらこそありがと!」

俺は追加の切符と平野の切符を購入して渡した

平野はお金を出した

「今日は俺が出……」
「駄目!」

すぐに遮られた
< 11 / 200 >

この作品をシェア

pagetop