カフェから始まる恋をしませんか?
「おはよう!私の方が早いと思ってたんだけどな(笑)いつから待ってんの?」
「いや、今来た所だよ」
「嘘だ〜、だって電車の着く時間を見てから来たもん、1本?もしかして2本?早い電車で来たでしょ(笑)」
平野にはお見通しだった
「うん、ごめん」
「今日は帽子は?」
「平野が一緒に行ってくれるから隠さなくていいかな?」
少し間があった
「あっ、暑くて被ってたんじゃなかったんだね、人か〜成程、うんうん」
「じゃあ、行く?」
「うん!電車?」
「そう」
「藤井くんはわざわざこの駅にしてくれたんだね、別に藤井くんの家の最寄り駅まで行ってもよかったのに」
「家がわからないから学校の近くの方がいいかなって……定期あるからそれは大丈夫、ありがと」
「こちらこそありがと!」
俺は追加の切符と平野の切符を購入して渡した
平野はお金を出した
「今日は俺が出……」
「駄目!」
すぐに遮られた