カフェから始まる恋をしませんか?
「自分のは出す、ちゃんとしよ?これからだって行くでしょ?」
これから……
「これからも行ってくれるの?」
「えっ?駄目?私……恥ずかしい事言った?」
平野は頬が赤くなっていた
「いや、嬉しい(笑)わかった、でもお願いもあるんだ」
「お願い?」
「うん、今日は最初だし、俺が平野に付いてきてもらってるじゃん」
「そんなことはないよ?」
「今日行くカフェを俺が決めたじゃん?」
「まぁ……」
「だから今日だけは俺に出させて欲しい」
「えー」
「そして、次からは行くカフェも2人で決めよう、それでいいかな?」
「次からはじゃあ、割り勘をしてくれるの?」
「うん、あっ、でもレジでは俺が払う、お金は後でもらう」
「わかった!じゃあ、出発〜」
平野は片方の腕を上に挙げた
可愛いんだけど(笑)
電車が着いて俺達は乗り込んで座った
「私も今日のお店は気になってたんだよぉ」
「うん」
「遠いからつい考えちゃってね」
「それは俺も一緒」
俺達はカフェメニューについて話がつきることもなく店に到着した