カフェから始まる恋をしませんか?
料理が運ばれてきた
「いただきます」
「いただきます」
俺は肉をナイフとフォークで切り平野のお皿に置いた
「ありがとう、じゃあ、こっちも」
フワフワのパンケーキを分けてくれた
「こんなオシャレな料理は初めて(笑)」
「美味しいね」
「デザートも頼む?」
「よく入るね、さすが男子(笑)」
「俺、結構食べるよ」
「食べたものが消化できるなら私も食べたいよ(笑)脂肪としてついちゃうんだもん
藤井くんは部活に入ってないのに意外と筋肉質?」
「食べるのが好きだから筋トレはしてるよ」
「筋トレかぁ、運動が苦手なんだよね、藤井くんはいつからカフェが好きなの?」
「高校に入ってからかな、うちね、親父がいなくて母さんが遅くまで働いてて、近くに住んでる婆ちゃんが夕食を作りに来てくれるんだよ」
「うん」
「婆ちゃんの味も好きなんだけど洋食が少なくて最初は洋食が食べたいって感じでさ、京弥とご飯とか行くと洋食を食べてる(笑)
カフェなんてそれこそ恥ずかしいし、動画とかで満足してたんだけどバイトを少し始めてお小遣いが使えるようになったからカフェに行って見ようと思ったんだ」