カフェから始まる恋をしませんか?


教室に入ると友達に次々と挨拶をしていく平野を見て俺は自分の席に座った

もっと話したかったけど……まぁとりあえず俺にしては1つクリアかな?

自然に笑顔になっている自分がいた


それからは特に何もなく1週間が過ぎていた

昼休みなんかは相変わらずお互いの友達と話したり、時々輪が広がって同じ話題で盛り上がったりした時は少し平野をチラチラ見たりして……

京弥はいつも話題にことかかなくて俺は京弥の後ろに立っていた

そうすると平野が空いている椅子を持ってきてくれて座れば?と声をかけてくれる

「平野こそ座っていいよ」

「私は体力つけるために(笑)」

「じゃあ、半分座る?」

「あっ、うん」

お互い少し遠慮して少し腰をかけて、笑いが起こった時には背中が少し触れたりして……

そうするとお互い夏服の薄いブラウス1枚で平野の体温を感じると少し恥ずかしい俺がいて

昼休みを終えるチャイムがなると椅子を戻す俺に、いいよ!と声をかけてくれる

「俺が返すよ」

「大丈夫(笑)」

と言ってすぐ行動に出る

俺……男としてスマートに振る舞えてる?
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