彼はクールフェイス☆~初カノは笑顔系~
今まで思い詰めてたことを吐き出してしまった。
みるみるミュウの表情が変わる。
笑顔が可愛いのに、そんなに眉間に皺寄せちゃって……
あぁ、こんな顔させんのもみんな俺のせいなんだな。
「そう思ってたら一緒にいないでしょ」
はぁっと溜め息ついて、丸椅子器用に操って俺にずいっと近寄ってきた。
「いったい私がヒナタのどこを好きになったと思ってるの。顔?ルックス?そんなのはっきり言ってどうでもいいのよ」
くっつきそうな位近くで見上げてくる、ミュウの瞳は真剣そのもの。
そして、俺の不安を一掃してくれる嬉しい一言。
「私ヒナタじゃなきゃ付き合ってない!」
そうか、そうだよな。
俺、何考えてたんだろ……付き合うきっかけになった時だって、ミュウは俺の事わかってくれてる。そう感じたからじゃないか。