はつ恋。
信じたい、信じる。
ゴールデンウィークが開け、また学校生活が再開した。
「おっはよー日奈子!」
「おはよ、あっちゃん」
真っ先に飛びついて来たのは、やっぱりあっちゃんだ。
「有馬、もう来てるよ。で、爆睡」
「そうなんだ」
後ろから入ったから有馬くんの前を通らなかったけど、その姿は見ようと思えば見える。
私はちらっと見てあっちゃんの方に向き直った。
「ねえ、日奈子。あの後、なんかあったでしょ?なんか顔つきが違う気がするんだよね~。なんか、女の子から女になったって感じ?」
「なに言ってるの、あっちゃん。止めてよぉ」
「うふふふ」
「なんか不気味ぃ」
あっちゃんがニタニタ笑う訳がなんとなく分かってきた。
初デートの翌日、あっちゃんの発言にあった言葉の数々を調べ、自分の置かされている状況が理解出来たんだ。
恋愛はやっぱり、恋と愛で出来てる。
淡いパステルピンクがバラのような深紅に染まる過程に私はいるのかもしれない。
そう認識した。
私の中で今、ぽわんとした気持ちが輪郭を帯びてきているんだ。
「おっはよー日奈子!」
「おはよ、あっちゃん」
真っ先に飛びついて来たのは、やっぱりあっちゃんだ。
「有馬、もう来てるよ。で、爆睡」
「そうなんだ」
後ろから入ったから有馬くんの前を通らなかったけど、その姿は見ようと思えば見える。
私はちらっと見てあっちゃんの方に向き直った。
「ねえ、日奈子。あの後、なんかあったでしょ?なんか顔つきが違う気がするんだよね~。なんか、女の子から女になったって感じ?」
「なに言ってるの、あっちゃん。止めてよぉ」
「うふふふ」
「なんか不気味ぃ」
あっちゃんがニタニタ笑う訳がなんとなく分かってきた。
初デートの翌日、あっちゃんの発言にあった言葉の数々を調べ、自分の置かされている状況が理解出来たんだ。
恋愛はやっぱり、恋と愛で出来てる。
淡いパステルピンクがバラのような深紅に染まる過程に私はいるのかもしれない。
そう認識した。
私の中で今、ぽわんとした気持ちが輪郭を帯びてきているんだ。