はつ恋。
「日奈子のお兄さんに会いに行きたいと思う」
「えっ?」
私は顔を上げて有馬くんの瞳を見つめた。
その瞳には髪の色と同じくらいの真っ赤な決意が宿っていた。
「ちゃんと認めてもらった上で日奈子と一緒にいたいんだ」
「そっか...。うん、そう...だよね」
お兄ちゃんは今まで1番私を大事にしてくれた。
ううん。
今だってそう。
大事に思ってくれてる。
お母さんが死んじゃって
お父さんが世界中を放浪してるような人で
兄は本当に大変だったと思う。
そんな中でも私に寂しい思いをさせないようにって一生懸命兄でありながら、母のような優しさと父のような強さを持って私を守ってきてくれた。
ちょっと意地悪なとこもあるけど、
でも...
大事なお兄ちゃんだから、
私の大切な人を紹介したい。
認めてほしい。
私の成長を。
有馬くんを。
「えっ?」
私は顔を上げて有馬くんの瞳を見つめた。
その瞳には髪の色と同じくらいの真っ赤な決意が宿っていた。
「ちゃんと認めてもらった上で日奈子と一緒にいたいんだ」
「そっか...。うん、そう...だよね」
お兄ちゃんは今まで1番私を大事にしてくれた。
ううん。
今だってそう。
大事に思ってくれてる。
お母さんが死んじゃって
お父さんが世界中を放浪してるような人で
兄は本当に大変だったと思う。
そんな中でも私に寂しい思いをさせないようにって一生懸命兄でありながら、母のような優しさと父のような強さを持って私を守ってきてくれた。
ちょっと意地悪なとこもあるけど、
でも...
大事なお兄ちゃんだから、
私の大切な人を紹介したい。
認めてほしい。
私の成長を。
有馬くんを。