はつ恋。
「お兄ちゃん」
私は立ってお兄ちゃんの瞳を真っ直ぐ見つめた。
この想い、
どうか、
伝わって。
「必ず幸せになる。私はこの出逢いも運命も信じてる」
私のその言葉に有馬くんも深く頷き、言葉を紡いだ。
「オレも信じてます。だから、どんなことがあっても必ず日奈子さんを幸せにします。世界一幸せにします。ここに誓います」
「ふふっ。なんか結婚式みたい」
知里さんが思わず吹き出し、私達もそれに釣られて笑った。
「ふざけるな。まだ嫁には出さん」
「親父臭いよ、朝日。ってか、その前に自分でしょ?ワタシのことは野放しにするつもり?」
「何言ってるんだよ!そんなわけないだろ?!」
自分のことを棚に上げていたお兄ちゃん。
ふふっ。
笑いが込み上げてくる。
「それよりさ、早くご飯にしよう」
「じゃあ、オレ手伝います」
「お。さすが、有馬くん」
「待て待て。俺もやる」
私はそのやりとりをただ微笑ましいなと思いながら見つめていた。
この幸せが永遠に続きますように...。
そう心の奥で願ったのだった。
*********
信じたい、信じる。
*********
私は立ってお兄ちゃんの瞳を真っ直ぐ見つめた。
この想い、
どうか、
伝わって。
「必ず幸せになる。私はこの出逢いも運命も信じてる」
私のその言葉に有馬くんも深く頷き、言葉を紡いだ。
「オレも信じてます。だから、どんなことがあっても必ず日奈子さんを幸せにします。世界一幸せにします。ここに誓います」
「ふふっ。なんか結婚式みたい」
知里さんが思わず吹き出し、私達もそれに釣られて笑った。
「ふざけるな。まだ嫁には出さん」
「親父臭いよ、朝日。ってか、その前に自分でしょ?ワタシのことは野放しにするつもり?」
「何言ってるんだよ!そんなわけないだろ?!」
自分のことを棚に上げていたお兄ちゃん。
ふふっ。
笑いが込み上げてくる。
「それよりさ、早くご飯にしよう」
「じゃあ、オレ手伝います」
「お。さすが、有馬くん」
「待て待て。俺もやる」
私はそのやりとりをただ微笑ましいなと思いながら見つめていた。
この幸せが永遠に続きますように...。
そう心の奥で願ったのだった。
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信じたい、信じる。
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