はつ恋。
香ばしい匂いで目が覚めた。


「う~ん...ぷはぁ...」


髪はいつものようにぐちゃぐちゃで、

ふかふかのベッドはいつもと違う。

カーテンの隙間から差し込む光の角度も

吸い込んで吐き出す空気も

全てが違う。

昨日の出来事は夢じゃなかったんだ。

私は有馬くんと...

1つになっていたんだ。


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