はつ恋。
そして、その空は

時が流れれば、

茜色を呈する。

放課後、あの場所に私達は赴いた。


「今日から2学期か」

「でも、変わらないよ。ここで私は写真を撮り続ける」

「ま、撮ってもらえるのはありがたいことだけど。オレの生きてる証、ここに刻まれてるから」

「そう、だね...」


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