白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「パパーーーーっ!!」

煌君がヒカルに両手を広げる。

ヒカルは煌君を抱き上げると、頬を近づけて頭を撫でる。

こういう時のヒカル君って…本当に絵になるパパ。

悪魔なはずなのに…想像もつかないくらいの愛情を感じる。

「“永遠に” って意味だよ。スペイン語で…。」

何………

この…きゅん…は。


「煌、ちょっとだけ橙子先生とここにいて。」

「うん…。」

「(笑)コンビニ、すぐそこ行ってくる。」

なんとなく…話を逸らされた。

私の胸にきゅんだけ残るぅ……。

「あ……私も……買い物あって出て来たから。」

「……橙子先生、僕…眠くなってきた…。」

「あ……じゃぁ…」

煌君と繋いだ手が温かくなっている。

「おいで…お膝。(笑)眠っていいよ…。」

私は膝に煌君を抱くとベンチに座った。
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