白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「一度…信用できなくなると止まらないんだ。
どんなに想いを込めた態度も言葉も…全てが嘘になって聞こえる。

誤解はその人を追い詰めて…どれだけ真実が違っても耳を傾けてはくれないんだ。

信じることが出来ないんだから…。」

「ヒカル…君?」

泣いているのは…もしかしてヒカルなの?

ヒカルは、身体に彼女の名前を入れる程…煌君のママを愛してた。

なんか…焼けちゃうな。

タトゥーは…簡単に外したり…捨てたりなんてできない…。

胸がキュッと縮まるのは少し汗ばむ喉にアルコールが入ったせいかな。

「煌、橙子先生に懐いてるんだね。」

「(笑)寝ちゃったねっ。」

「今まで、どの先生にも懐かなくって…普通に愛情不足ですって言われてた。
愛情の貯金が無いからですって…。」

「煌君…可愛い…♡」

「俺、煌に…そういうの言えないから。
可愛いとか、好き…とか。」



< 122 / 417 >

この作品をシェア

pagetop