白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「………へっ。(笑)
さっき、言ってくれたじゃん。私に…すっぴん可愛いって……。」

「そ、だっけ。(笑)」

ヒカルは、しれっとそっぽを向くと、くくっと笑う。

「ひどーーーいっ!テキトーにそんなこと言うからっ!だから、奥さん不安になるんですっ!」

「あっ…そっか。(笑)」

「ったく…愛情不足は煌君じゃなくてヒカル君でしょっ。」



きっと…そう。

ヒカルの孤独が煌君に少しだけ感染ってるだけ。


「先生、もう一度聞きます。
俺の愛情の貯金はどうやったら出来ますか?」


ヒカル、特有の……間。

一瞬の沈黙にまわりが静止する。

息が止まる。


言葉が勝手に声になる。

「私が…いるよ。私が愛情をあげる。

ヒカル君に…愛情をあげる。」


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