白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
夕陽が沈む…。

夜の始まり。

スマホ越しのヒカルの声は優しくて……

心地良くて…

なんだか “ 私が 愛情をあげる。” なんて言った自分がおこがましく感じる。

ま〜るで、身の程知らず…

なんだかんだで、この前も…たった今も…ヒカルに慰められている。

「あっ!分かったぁ〜!仕事でやらかしたなぁ〜!」

……不正解(笑)

「アレ?違うの?アラサー女子の夕方…アルアル。」

「不正解っ!」

「あっ!男だっ。」

「………不正解……。」

「あーー!女子の日か……。」

勝手に納得するなっつぅの。(苦笑)

「なんか分かんねぇけど、元気出せよ。」

ヒカルから…愛情を貰ってばっかり。

ヒカルにそう言われたら、“ 元気出せよ” って言われたら…すごく幸せな気持ちになった。

少しの笑顔とか…

元気出せよの一声とか…

間……すらも。

それだけで幸せな気持ちにさせるんだから…。

モヤモヤするキスも…忘れさせてくれる。

ヒカルが……No.1だったことが少し分かる気がした。

ズルいけど…尊敬する。
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