白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
アコはニッと笑うと、雑居ビルの階段を上がってすぐの扉を開いた。
黒のレザーに大きな満月が描かれた『フルムーン』というボーイズバー。
「こーんばんわっ♡タツヤさん。アコで〜す。」
「おっ!久しぶりっ。アコちゃん、いらっしゃいっ!」
「今日は、友達も連れて来ちゃいましたぁ〜!」
アコに紹介されたタツヤさんは、キャップを外して軽く会釈する。そして、歯を見せて笑うと前髪をかき上げた。
顎髭のせいか…?照明の当たり具合か…?
歯が浮き上がって見えるくらい白い。
「オーナーのタツヤさんっ!ダンディでしょっ♡ねっ!座って、座って。」
「あっ…あぁ。どぅも…」
「いらっしゃいっ。初めて見るお顔ですね。」
タツヤさんは、保温庫からおしぼりを取り出すと少し広げて私の両手に掛けた。
黒のレザーに大きな満月が描かれた『フルムーン』というボーイズバー。
「こーんばんわっ♡タツヤさん。アコで〜す。」
「おっ!久しぶりっ。アコちゃん、いらっしゃいっ!」
「今日は、友達も連れて来ちゃいましたぁ〜!」
アコに紹介されたタツヤさんは、キャップを外して軽く会釈する。そして、歯を見せて笑うと前髪をかき上げた。
顎髭のせいか…?照明の当たり具合か…?
歯が浮き上がって見えるくらい白い。
「オーナーのタツヤさんっ!ダンディでしょっ♡ねっ!座って、座って。」
「あっ…あぁ。どぅも…」
「いらっしゃいっ。初めて見るお顔ですね。」
タツヤさんは、保温庫からおしぼりを取り出すと少し広げて私の両手に掛けた。