白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「傷つくなぁ…。(苦笑)それ言われるとっ。
でもさ、千奈美らしいかな…上手くいく確率80%って言われると、頑張ろうかなって。無駄な恋愛したくないってタイプだったよね。」

「そっかぁ……
自分の好きって感覚よりAIの方が冷静で堅実って訳ねっ。」

「自分よりもAIの方が…信頼できるのかも…。」

「アタシとレイジ、相性何%なんだろう…。
上手くいく確率…何%あるのかな。」

アコは座っていたソファーにパタンと横になる。

「アコ、今…どっち?」

「えっ?!何が……?」

「レイジ君を信頼出来ないのか…
それとも…レイジ君を信頼出来ない自分を信用出来ないのか……?」

どっち?

アコはソファーの下、床に座る私に手を差し出す。

「どうだろう…?レイジを信じたいけど、あんなキスも見ちゃったし、頭がおかしくなりそうだよ。」

「アコ…大丈夫?」

私が握るアコの手は冷たくて…少し汗ばんでいた。
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