白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
な………?!

なんて……今………

溶けた……私。

「だから…昨日会えなかったのは、俺が一番…こたえてる。」

ヒカルの腕は、力を込めて私を縛る。

「好き……好きだよ。」

私の肩に額を付けて囁くヒカルの声と息に…全て壊れて…しまう。

私の正義……体幹ゼロ。

だって、

駆け引きとか不安とか…信じるとか信じないとか…今、どうでもいいし。

ヒカルの背中に手を回して、そっと触れてみる。

そっと…撫でてみる。

壁面のヒヨコさんとくまさんに、じっと見られていることも構わず…彼を抱きしめて身体のラインを知りたくなる。

全て…なぞりたい。



いけない……

コレは…いけないっ!

いけない事です。

こんなこと。

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