白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「会いたかった……。私、ヒカル君に会いたかったよ……。」

そう言う私の言葉を止めるように…ヒカルは私の唇を塞いだ。

柔らかくて、全てを溶かしてしまいそうな唇で。

シュッとしたヒカルの瞳からは想像しにくいくらい…優しくて甘い唇。

彼は一度、唇を離して見つめると…もう一度軽くキスをして…
私の肩に両手を置くと、今度こそ…きちんと首を傾けて合わせた唇を吸い上げた。

「ねぇ、好き?」

キスとキスの合間に…そんな事、聞くぅ?

そんなの、この状態で “ 好き” が感染しない訳ない……

「んん…あ…はぁん…」


私の返事を唇で止めるヒカル。

「ねぇ、好きって言えよ。」

「ん……う…うん。」

何?

この悪魔的強制力のあるキスは……?!
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