白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「先生、ペース早いですね。おかわり何にします。」

「飲み物、アコと同じ物で大丈夫です。あの…おトイレお借りてもいいですか?」

化粧直しで思い出した。

ちょこっとくらい…直しとこっ。

「あ〜っと。トイレ…そこなんだけど、さっきお客さんがゲロゲロやってたから(苦笑)
奥のプライベートルームの扉を開けたら、もう一つ…スタッフ用のトイレがあるから使っていいよ。」

…………。ゲロ…ゲロ。(苦笑)

タツヤさんも苦笑する。

「ありがとうございます。」

私はアコとレイジ君がイチャつくカウンターの横、奥のプライベートルームと書かれた扉を遠慮がちに開けた。

幅の狭い扉の割には中は広くて、部屋はかなり奥まで続いているように感じた。
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