白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「やめてよっ!!き……気持ち悪…吐気…する……う…うう。」

「アコっ!アコ大丈夫?」

そもそも…飲み過ぎな状態で出てきたのに…これじゃ…逃げれないっ。

私はアコを支えながら、何とか前を向く。

「キモいだとぉぉーーーー!!
本性出しやがったなっ!この風俗女がっ!!
調子に乗りやがって、無視の挙句にキモいだとっ!!」

誰も…キモいなんて言ってないじゃん…!!
飲み過ぎなだけだよっ!!

声にならないっ!!

男が私の手を跳ね除けて…アコの胸ぐらに手を掛けた時………

“ 誰か…っ!助けて……。”

私はよろけて地面に手を付く。

「俺の女に何か用っ?」

はっと顔をあげると同時に…私の身体はフワッと起き上がる。
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