白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
それなのに……。

「俺、ホントは自信なくて…煌のことをちゃんと育てられるのか、たまに分からなくて…。
たまに…辛くて…どうでもよくなる。」



この白夜には、夜の摩天楼には…

いくつもの孤独がある。

アコも、あのストーカーも。

光留も、煌君も…エリさんも。

もしかして…レイジ君も、その一人。

あの観覧車を見つめてしまう私も、陸斗も…。

悲しいくらい美しい孤独。

繁華街の灯りが、華やかで煌めいているのは、人々の孤独を隠す為のカムフラージュなのかもしれない。


「光留……。手、繋ごっ!」

「んっ?」

「煌君のことは抱っこできるけど、光留君とは恥ずかしいからっ。」

「(笑)手だって、恥ずかしいよ。」
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