白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
無駄に赤面する私の表情に、陸斗は何かを感じてか、覗き込む。

「パパっ!!」

煌君は、いつもより早いお迎えに嬉しくてジョーロを放り投げて光留の元へと走り寄る。

「ちゃんと片付けてこいよ。」

光留は高そうなスーツを気にすることなく、煌君の視線に合わせてしゃがんだ。

煌君は素直に頷くと、私の手からジョーロを奪うと倉庫へと片付けに走った。

「お疲れ様です。早くて…びっくりしちゃった。」

光留は、ははっと笑って今度は私と視線が合うように立ち上がった。

「今日、誕生日っ。」

「へ?」

「俺っ。」

「ええええーーーっ。知らなかったよぉ〜。」

「(笑)言ってなかったし。」

どーーーしよぉ!!でも、とにかく……

そ…そうだっ。

「おっ…おめでとう…!」
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