白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
私は、そんな光留の隣にしゃがみ込む。
「ごめんね…光留。
仕事……誕生日、台無しにしちゃった。」
「(笑)橙子のせいじゃないだろっ。
大丈夫っ!店はもう十分、盛り上がってたから…。」
「それに…嫉妬しちゃった。
……エリさんに。」
「 …………。なんだよソレ。
とっくに終わってるじゃん。今更、どこに嫉妬すんだよっ。」
光留は身体を半分起こして…私の髪に手を伸ばす。
「どこに…って、だって…そんなの分かるでしょ…。」
光留は黙って私を見つめて…髪に指を滑らす。
2度…
3度…
髪を撫でる。
「……分かんないな……」
呆れた口調で、けれど真剣な眼差しで私を見つめる光留。
私の膝にいた煌君はパッ…とそこから降りると遊園地の入り口の柵へと走り寄って行く。
空気を読み過ぎる子供…
いつも…パパと2人の煌君には、大人への遠慮が身に付いてしまっている。
「煌君は…エリさんと光留の子供だから。」
「 ………。」
「光留のタトゥーも………。」
「 ………。」
「誕生日…知らなくて…私、何もプレゼントが無くて…。」
光留は黙って、私の言葉を受け止めるとその腕で…
抱きしめた。
こんなにぎゅっとされると…
自分の言っている嫉妬がなんと小さな事かと…
恥ずかしくなる。
全てが…フラットになる感じ。
彼の真っ直ぐな瞳と、力強い腕に…嫉妬すらも無かった事になる。
「ごめんね…光留。
仕事……誕生日、台無しにしちゃった。」
「(笑)橙子のせいじゃないだろっ。
大丈夫っ!店はもう十分、盛り上がってたから…。」
「それに…嫉妬しちゃった。
……エリさんに。」
「 …………。なんだよソレ。
とっくに終わってるじゃん。今更、どこに嫉妬すんだよっ。」
光留は身体を半分起こして…私の髪に手を伸ばす。
「どこに…って、だって…そんなの分かるでしょ…。」
光留は黙って私を見つめて…髪に指を滑らす。
2度…
3度…
髪を撫でる。
「……分かんないな……」
呆れた口調で、けれど真剣な眼差しで私を見つめる光留。
私の膝にいた煌君はパッ…とそこから降りると遊園地の入り口の柵へと走り寄って行く。
空気を読み過ぎる子供…
いつも…パパと2人の煌君には、大人への遠慮が身に付いてしまっている。
「煌君は…エリさんと光留の子供だから。」
「 ………。」
「光留のタトゥーも………。」
「 ………。」
「誕生日…知らなくて…私、何もプレゼントが無くて…。」
光留は黙って、私の言葉を受け止めるとその腕で…
抱きしめた。
こんなにぎゅっとされると…
自分の言っている嫉妬がなんと小さな事かと…
恥ずかしくなる。
全てが…フラットになる感じ。
彼の真っ直ぐな瞳と、力強い腕に…嫉妬すらも無かった事になる。