白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「23歳のプレゼント、くれるの?」

「えっ?!」

「(笑)」

光留は髪を撫でたその指で、私の唇にそっと触れるとイタズラ笑いを浮かべる。

「きーーらっ! 目ーーつぶって、10秒数えてぇーーーーっ!」

「えーーーーっ?10秒ぉ〜?」

「そうっ。10秒っ!!」

光留はそう言って私を見つめて優しく微笑む。

「わかったぁーーーー! 1〜2〜3〜…」

煌君は、顔を両手で塞いで数を数える。

「特別な日だから…俺の好きにしていいでしょっ……。」

光留はそう言うと、唇を合わせた。

柔らかくて…少しだけ汗を感じる唇。

優しく触れたかと思うと、強くなるリズムに舌が触れ合う。

これ以上…絡めると…

ダメ……力が抜ける…

8秒、9秒…

「パパっ?もぉ〜いい〜かぁ〜いっ!?」

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