白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「橙子……っ。」

光留が私を手招く。

煌君を肩から下ろして…差し出す右手。

私は思わず彼の胸に飛び込んだ。

薄らと朝へと繋がる空の色。

もう…こんな時間。

「橙子、いつか…3人で乗ろう。」

私は何度も頷く。

光留、大好き。 大好きより絶対上だよ…♡





って……

突然っ!!思い出したっ!!

エリさんに動揺して…すっかり放置。

「あーーーーっ!!私、買い物袋っ!
マンションの前に置いて来ちゃった。」

えっ…と、きょとん顔の2人。

「さすがに…誰も持って行かねぇだろぉ。」

「でも…どうしよう。」

「マジで……また…走るの?
俺、今日…めちゃめちゃ走ってるよぉ〜。
煌を負荷にして…( ̄▽ ̄;)」

夜が明けてくる。

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