白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
すっかり日が昇って明るくなった部屋に遮光カーテンを引いて…3人で大きなベッドに入る。

川の字に横になるベッド。

煌君は私の耳元で囁く。

「橙子先生。煌のママになっていいよっ。」

「本当に?」

「ホントに、ホントっ。(笑)」

「本当に、本当……(笑)」

心を開くのは簡単じゃない。

わかっているけど……

ママになりたい。

「先生…お約束して。」

「………お約束?」

「パパをずっと好きでいて…。」

小さいながらに周りに気を使う煌君に胸を突かれる。


約束するよ。

先生は、ずっと…パパのことが好きだよ。


「き〜らっ!黙れっての。早く寝ろっ。」

光留が私の手を握る。

真ん中の煌君の胸の上で…

指と指を絡めるその手に、煌君が小さな手を重ねる。

先に目を閉じたのは光留…。



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