白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
彼は指輪に手を伸ばすと、軽く息を掛けて埃を払った。

「あ……どうも。」

「奥まで転がってなくて、よかった。」

ふっと見上げた彼の顔が、ちょうど開いたトイレの明かりで明確になる。

「ヒカルぅーーーーっ。もう、ダメぇぇ。」

「だから、飲み過ぎだってっ!
しばらくやめとけよっ。
勘弁してくれよ。俺も、もう無理だって。」


もう………無理って!

やめとけ……って?

××××ーーーーーーー???!!!



そう言うと彼は着ていたTシャツをバサっと脱ぎ捨てると、突然私の目の前で締まった上裸を曝けた。

「ああっ〜。やっぱ汚れてるわぁ。ここで…着替えていいっ?」

×××××ーーーーー!!!

< 28 / 417 >

この作品をシェア

pagetop