白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「あ…うん。ちょっとね…。」

「まさか…アイツ?」

「ははっ…(苦笑)陸斗には関係ないよ。」

私は軽く苦笑して、カレー粉の陳列される通路で陸斗をやり過ごそうとするが、彼に腕を掴まれた。

「辞めとけって!!」

「…………っ!」

「傷つくってっ!!」

「なんでっ!陸斗に何がわかんの?!」

「わかんねぇよっ!わかんねぇけど…また吐くぞっ!!」

「…………。」

私は思わず陸斗を凝視する。

「あっ…ごめん。力、入りすぎた。」

陸斗はハッとして私の腕を離す。

その手の強さから陸斗の本気が伝わってくる。

「子供…いるから?」

「そんなことじゃなくて…。」

「そうじゃないなら、何でっ!? 若いから?
仕事だって夜だから?」
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