白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
煌君がぎゅっと私の背中の服を掴むのが分かる。

「先生…お約束するって言ったよね。」

私は煌君をもっと抱きしめる。

光留の分も抱きしめる。

「パパをずっと好きでいて…って。」

まだ…ここでも…パパを思うんだ。

煌君は、パパを思って寂しくなるんだ。

大好きだから…。

こんなに小さいのに…大好きな人を心配している。

「煌君。約束したでしょ…先生は…ずっとパパのことが好きだって。
それに…
煌君のことも大好きだよ。
ずっと…ずっと…ずーーとだよ。」

「ホントに…本当…。」

「不安にさせてごめんね。
だから…
煌君のアザラシちゃんは、お家のベッドに置いておこう。一緒にお風呂にも入れてあげよう…。」

「橙子先生。煌、もう邪魔しないから…ワガママ言わないから…いい子にしてるから…
だから、だからっ…」

ごめんね…煌君。
きっと…煌君は普通の子よりもずっと繊細。

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